コラム

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2017.09.01

プロペシアとミノキシジル 大阪ユナイテッドクリニック

AGA(Androgenetic Alopecia)とは、男性型脱毛症のことで思春期以降の成人男性に発症する進行形の脱毛症です。主に遺伝と男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)が生成されることが原因で、テストステロンというホルモンと5α還元酵素(5αリダクターゼ)が結合することで生まれます。また、生活習慣や喫煙、ストレスなどによって血流が悪くなることで頭皮に血液が回らなくなるなってしまい発毛が阻害されてしまうという事も大きな原因となります。このAGAに対抗する上で不可欠なのが、今回紹介するプロペシアとミノキシジルという2種類の薬剤です。

プロペシアとは

プロペシアは、元々前立腺肥大症の治療薬である抗アントロゲン剤(抗男性ホルモン剤)として開発され1992年にFDA(アメリカ食品医薬品局、日本でいう厚生労働省にあたる機関)の認可を受け「プロスカー(フィナステリド5mg)」という商品名で販売が行われていました。しかし、その後の臨床試験で被験者に多毛症がみられたことで、AGAに対して効果があることが分かりAGA治療薬としての開発が始まりました。世界で最初に販売されたAGA治療薬であるプロペシアは、ニュージャージー州に本社を構えるアメリカのメルク・アンド・カンパニーが1997年にFDAの認可を受け製造・販売されています。日本では、2005年に厚労省の認可を受けMSD株式会社(旧社名万有製薬)から「プロペシア錠0.2mg」と「プロペシア錠1mg」が販売開始されました。

プロペシアの効果

AGAの主要な原因がこのDHTという男性ホルモンで、もともとはテストステロンという男性らしい身体をつくるのには不可欠な男性ホルモンが5α還元酵素という酵素によって変換されてしまうことでDHTを生み出しAGAとなってしまいます。DHTは、髪の毛が生えてから抜けるという「ヘアサイクル」を短くしてしまう作用があり、プロペシアの成分であるフィナステリドは5α還元酵素の働きを阻害することでDHTが作られるのを阻害し「ヘアサイクル」を正常にすることができます。5α還元酵素には1型と2型の2種類があり、フィナステリドにはAGAの主な原因といわれている2型5α還元酵素を阻害する効果があります。頭頂部や前頭部にあるM字(生え際)には2型が多く存在していてフィナステリドは、5α還元酵素2型を阻害することで頭頂部やM字の脱毛や抜毛を防ぎます。プロペシアの服用で初期脱毛が起こる方がいますが、それは薬の効果によってヘアサイクルが改善されているという事なので、抜け毛が逆に増えたからと言って服用を途中で中止しないで下さい。

ミノキシジルとは

ミノキシジルとは、元々はアメリカのアップジョン社(現在のファイザー社)により血管拡張剤として開発され、高血圧の治療薬としてFDAからの承認を受け使用されるようになりました。後に継続して服用されていた高血圧症患者の方から副作用として体毛が濃くなったという報告があり、それにより発毛効果があることが分かったことで育毛・発毛剤として研究されていきました。

ミノキシジルの効果

髪の毛の根元の方に「毛包」という発毛させるのにとても大切な器官があり、この毛包内の毛母細胞によって成長期→退行期→休止期→成長期~というヘアサイクルが行われています。このヘアサイクルが何らかの要因によって正常に行われなくなってしまうことでAGAとなってしまいます。ミノキシジルには毛母細胞を刺激し血管を拡張する作用があり、それによって頭皮の血流を改善し髪の毛に栄養素をきちんと供給することができるようになり発毛や髪の毛が太くなるといった効果を得ることができます。プロペシアはAGAの原因をやっつける守りの治療薬で、ミノキシジルはとにかく髪の毛の発毛を促す攻めの治療薬となります。また、プロペシアと同様に初期脱毛が起こる方がいます。詳しくは解明されていませんが古く弱い髪の毛が新しく強い髪の毛によって押し出されることによって起こるとも言われています。ミノキシジルは毛母細胞の活性化させる性質上、毛包自体の機能が停止している場合には効果はありませんのでご注意下さい。

プロペシアとミノキシジルの併用

髪の調子を整えるプロペシアと発毛や育毛に効果があるミノキシジルを併用することは可能です。プロペシアは脱毛に対して効果がありますが発毛の効果はそれほど期待できません。そして、ミノキシジルの方では発毛に対する効果はありますが脱毛を防ぐような効果はありません。なので、プロペシアとミノキシジルを併用していただくことで抜け毛を抑えつつ発毛をしていくことができます。また、ミノキシジルタブレット(内服薬)とロゲインやリアップ(外用剤)などの併用も相乗効果もあり非常に効果的です。またプロペシアとミノキシジルは日本皮膚科学会の「男性型脱毛症診療ガイドライン」において最高評価のAランクに位置づけられていて、上記の通り併用することによって互いに喧嘩するようなこともないので副作用などの心配もなく安心して服用することができます。

AGA治療全般に言えることですが注意点として、プロペシアとミノキシジルの併用によってすぐに髪の毛が生えてくるわけではなく、個人差があり早くて3ヵ月、一般的には6ヵ月ほどから効果が現れるとされていて治療には年単位での継続的な治療を行っていくことが不可欠です。

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