コラム

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2017.09.01

LOH症候群とは 大阪ユナイテッドクリニック

最近集中力が続かない・体がだるい・やる気が出ない・のぼせや動悸がする、と調子が悪く病院で検査してみたら「更年期障害」だと診断されてしまった男性の方もいるのではないでしょうか。更年期障害と聞くと一般的には女性の悩みだとイメージされる方も多く驚かれる方も多いかも知れませんが、実は男性にも更年期障害は存在します。この男性の更年期障害は「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」と呼ばれています。今回はそのLOH症候群について原因・症状・治療方法などを説明します。

LOH症候群の原因

環境の変化やストレスなどにより血液中の男性ホルモン(テストステロン)が減少することによって起こります。加齢などで徐々に男性ホルモンの分泌が減少するとLOH症候群の症状が少しずつ現れることがあります。男性ホルモンの分泌が急激に減少するとLOH症候群の症状が顕著に現れやすくなります。症状が少しずつ現れた場合、本当はLOH症候群の症状であっても他の病気だと診断されてしまうこともあります。

LOH症候群の症状

男性は女性と異なり性ホルモンが徐々に減少するので、比較的影響も軽度な場合が多いです。火照り・のぼせ・眩暈・動悸・頭痛・耳鳴り・冷え・発汗・呼吸困難・睡眠障害・頻尿・不安・倦怠感・イライラ・物忘れ・うつ・性欲や勃起力の低下・筋肉量の減少やメタボリックシンドロームなどが現れます。テストステロンには血流を良くする働きや記憶を司る脳の海馬を活性化させる働きがあるので、減少すると心筋梗塞・狭心症・脳卒中・認知症のリスクが高まります。

LOH症候群の予防・改善

LOH症候群の要因はテストステロンの不足ですが、その不足の原因は複数存在します。男性ホルモンの値は20代がピークで、その後は急激に増えることはなく、個人差はありますが減少していくとされています。そのため重要なのはテストステロンの値をいかに減少させないか、ということになります。

テストステロンの維持にはまず「十分な睡眠」があげられます。男性ホルモンであるテストステロンは精巣から分泌されます。精巣は自律神経がバランス良く働くことで正常に機能しますので、睡眠不足や不規則な生活をしていると十分な分泌が行われなくなってしまいます。疲れているからと、休日に1日中眠るなど不規則な睡眠をしてしまうとテストステロン低下の原因になってしまいます。早寝早起きで質の良い睡眠を心掛けましょう。

運動もテストステロンの分泌を促します。運動はテストステロンだけでなく、寝つきを良くするメラトニンや脳や細胞を休め回復させる成長ホルモンも分泌します。有酸素運動やストレッチも良いですが、筋トレなどの無酸素運動のほうが、よりテストステロンの分泌を高めてくれます。ただしオーバートレーニングは逆にテストステロンを減少させますので無理のない適度な運動にしましょう。

ストレスはLOH症候群と大きな関わりがあり、症状を重くさせる場合もあります。生活や仕事などのストレスを抱え込み過ぎず、アクティブで前向きな生活を送るように意識しましょう。また、男性はLOH症候群の症状に気が付かなかったり、なかなか認めにくい方もいます。調子が悪い、またはLOH症候群の症状が見受けられる方には、周りの方もそれとなく休息に導いてあげたり話しを聞いてあげられると良いでしょう。

食事や栄養素もLOH症候群の予防や改善には欠かせません。一般的にタンパク質がテストステロンを増やすと言われており、タンパク質が多く含まれる肉料理はおすすめです。そのほかにも玉葱などのネギ類にはケセルチンという成分が含まれています。このケセルチンはテストステロンが体外に出ていくのを抑える役割があります。また玉葱やニンニクにはアリシンという成分があり、テストステロンの分泌を促してくれます。ビタミンBや亜鉛もテストステロンの分泌を促してくれる栄養素です。特に亜鉛はテストステロンの分泌に深い関係があり、男性の総合力の強化に欠かせない栄養素です。データによると51~65才までの健常男性5人に亜鉛を1㎎不足させる生活を半年間続けたところ、4人に精子量の減少がみられ、5人全員にテストステロンの減少がみられました。テストステロンの減少がLOH症候群の要因である以上、毎日継続して必要量の亜鉛を摂取していくことは重要なこととなります。逆に毎日推奨摂取量の亜鉛を摂っているのにLOH症候群の症状が改善しない場合は、亜鉛不足以外の原因だと推察できます。LOH症候群の予防・改善のためには要因が何であるかを広域的に探る必要があります。亜鉛の摂取は原因特定のための大きな一手となりえるでしょう。

LOH症候群の治療

LOH症候群の症状を自覚されたら、まずは病院での受診をおすすめします。LOH症候群と診断された場合、担当の医師と治療方法についてご相談下さい。診断や治療法に納得のいく説明が得られなかった場合はセカンドオピニオンで他の医師の意見を聞いてみるのも良いでしょう。

治療方法はいくつかありますが、現在のところ男性ホルモン注射によるホルモン(テストステロン)補充療法が一般的とされています。このホルモン補充療法は筋肉注射を行います。専門医の判断で行いますが、前立腺がんの治療中の方には行えません。前立腺などの病気をお持ちの方や妊活中の方はホルモン補充療法を行わない場合があります。ホルモン補充療法の費用面や身体での負担が心配な方は即効性では少し劣るものの、DHEAなどの栄養素を摂取することなどもおすすめです。その他には男性ホルモンの塗布や服用、漢方薬による治療などが代表的です。また、LOH症候群の症状が軽度の場合、メンタル面でのリハビリテーションや生活習慣の見直しによって症状が改善される方もいます。長い間そのままにしてしまい、症状が悪化されてしまう方もいます。少しでも心配な自覚症状がある場合は、早めの段階でお気軽に医師にご相談下さい。

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